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2007/09/09 (Sun) 風の旅 萩相島灯台



3月7日から19日まで、南米・パタゴニアに行ってきた。
直線で2万キロ。日本から一番遠い場所への旅だった。
これ以上の旅は、もう、私の人生では考えられない、と思っていた。
「人生で最大の旅」 「人生で空前絶後の旅」
パタゴニアへの旅を人に語るとき、よく使った形容詞だ。
距離、日数、旅費、パタゴニアの自然の凄さ、素晴しさ。形容詞に恥じない。
家内には負担を強いたが、行けるときにに行っておいて良かった、と心底思っている。

実は、パタゴニアに出発する直前、旅行社から1枚のパンフが届いた。
「シルクロード大走破」
「敦煌からイスタンブールまで 54日間」

世の中には物好きがいるもんだ。好きにしたら。
私の素朴な感想だった。

そのパンフに、家内が反応した。
私の、シルクロードへの憧憬は家内が熟知している。
私の口癖は、こま切れの旅行はいやだ、行くならシルクロードの端から端まで一続きに旅したい。
そんなこと、できっこないから言ってるんだけど。

パタゴニア旅行の整理が一段落した今日この頃、家内はこともなげに言う。「シルクロード、行ってきたら?」
パタゴニアの時もそうだった。「行ってきたら?」
ちょっと待て、行きたいのは山々だけど、
なんで、そんなに簡単に言うの!?

パタゴニアに行ったばかりジャン。
家業を2ヶ月も空ける。負担は家内にかかる。
旅費だって馬鹿にならない。そんな金、どこにある。
この歳で、この体で、2ヶ月間の自信はないぞ。
そうは言いながら、来年の夏かァ‥‥。私もいい気なもんだ。

状況が一変したのは今日だ。
5月と8月の出発が組まれていて、
5月の催行が中止になった、と家内に伝えたとき。
「じゃ、来年はわからないよ。8月に行っといたら?」

私は即答を避けた。
即答を避けたときの私の後姿を見て、家内は、私の胸中をほぼ正確に見抜いているだろう。

このブログは、来年の旅行に備えて用意したけど、待てよ、待てよ‥‥。



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