下関に住んで、灯台が好きになった私が、
灯台好きと話すとき、名刺代わりに持ち出す灯台名は 「角島灯台」 だ。
関門海峡には、六連島灯台(M.4)、部埼灯台(M.5)など、
日本の灯台史を飾るそうそうたる灯台がキラ星のごとく並んでいるが、
角島灯台は、バランスがとれた燈塔の美しさといい、
1等フレネル8面の燈光の美しさといい、頭一つ抜きん出た存在だ。
私が、六連島や、部埼、台場鼻(彦島)、蓋井島の
由緒ある歴史や素晴らしさを熱っぽく語ったあとで、
話を締めくくるのは角島灯台だ。 角島灯台は私の誇り、だ。
灯台のサイトで、相互リンクしてくださっている とも〜る さんが、
この秋に開催される全国の灯台のイベント一覧を発表なさった。
全国の海保のHPに目を通してかき集めた情報で、大変な労作だ。
その中に、角島灯台の夜間特別公開が載っていた。
恥ずかしながら、地元の私が知らなかった情報だ。
ご自分のサイトで、ありがたい情報を発信なさっている。
私もサイトを運営する一人として見習うべきところだ。
家業を途中で放り出して出かけたのだが、家を出て間もなく日没。
1時間後、角島に渡る頃は夜だった。
カメラの説明書を読まない性質だから、夜の写真は苦手だ。
3〜4m動いてカメラを構えれば、もっといい角度で撮影できたのに、情けない。
灯台では燈塔の壁をスクリーンに見立てて、スライドが投影されたり、
灯台に登るのは無料、
ペーパークラフトなども配布されていた。
角島灯台のペーパークラフトの他に、
尻屋埼灯台(下北半島) や金華山灯台(牡鹿半島) も用意されていて、
その組み合わせが疑問だったが、初点燈が明治9年の同期生、
ということで、「初点つながり」 だったのだ。 私の不勉強がばれた。


8面のレンズを通して、8方向に伸びる光芒が回転するのは
「美しい」 を通り越して 「圧巻」 だ。
それをカメラに収められないのがなんとも口惜しい。
昼間見れば、燈塔の回廊に取り付けられた照射燈が不細工で不人気だが、
夜はその光がなんとも素晴らしい。
星の多い夜だった。 というよりも、角島まで来れば星が多く見えるのだ。
月齢6日の月も出ていた。

門司海保の職員が5〜6人来ていた。
ブラントンの設計で特徴ある扇形の付属舎の扉が開いていたので、
頼んで中を見せてもらい、機械室も覗いた。
初めての経験ができた。 とも〜る さんのおかげだ。
職員の中に、つい最近まで大分海保に居た、という方が居た。
水の子島灯台の管理をしていた、という方だ。
「どうにかして、水の子島に行きたい」 と言ったら、
知恵を授けてくれた。 これも、とも〜る さんのおかげだ。