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2007/09/09 (Sun) 風の旅 萩相島灯台



私には、可哀想でならない灯台がある。
明治4年初点。
現存する現役の灯台では最古参に属するブラントン設計の灯台で、
明治天皇が行幸(M.5)した灯台の第1号、誉れの灯台で、
然るべき人が然るべき手を打てば、
そん所そこらの灯台は足元にも及ばない、別格の灯台なのに、
小島の丘の上で厚遇されず放置されている。

明治5年初点で、海峡の対岸の部埼灯台は、
敷地も灯塔も灯舎も手入れされて、灯台50選に選ばれている。
彼我の差を見るにつけ、口惜しさに歯ぎしりするばかり。
それでなくても歯周病で歯はガタガタだというのに。

先般の、角島灯台夜間公開に門司海保の職員が来ていたので、
六連島燈台の惨状を述べると、「灯塔は塗装しました」 と言う。
ならば、行って確認しよう。

竹崎港には六連丸が停泊している。
春3月に訪ねた際、水産大学校を卒業し
4月1日付で正式採用の見習い船員が乗り組んでいたが、
半年経過して、真面目にやっていた。
海上は無風のベタ凪。 響灘の灯台に行くときはいつもベタ凪だ。
これじゃ 「風の旅」 にならない。

島に近づくと、遠目にも灯塔の白さが目にしみる。
心躍らせて階段を駆け上った‥‥。
灯塔は下手な塗装だが、白くなってはいる。
前庭も、一応刈り揃えてはある。
しかし、周囲は旧態依然、というよりも荒廃は進行している。
明治天皇行幸の碑など、倒木で前に進めない有様。
文化財の管理は下関市教育委員会だろうか?
いじめ問題が顕在化して忙しいたって、
それ以前から文化財の荒廃はあったのだが。

白い灯塔が白くなっていただけが救いか。 嗚呼。

六連島再訪1


六連島再訪2


六連島再訪3




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