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2007/09/09 (Sun) 風の旅 萩相島灯台



本州では、高い山には残雪があり、飛行機から見下ろした。
千歳空港に着いたら、支笏湖の方角だから恵庭山だろうか、残雪を見た。
残雪は南に下って駒ケ岳でも見たし、積丹半島に行くまでにも、到るところで見た。
標高のある山々は、どれも残雪を頂いていた、と言っていい。
が、積丹半島を過ぎてから、その残雪をほとんど見ていない。
(利尻富士を除いて)
理由は簡単だ。 悪天候で、遠景は霧か雲のかなただったのだ。

興部(おこっぺ) の道の駅で車中泊しているあいだも、
かなり強い雨が車の屋根を叩いた。
飛ばし屋の疲労は雨音をものともせずに熟睡に導いたが‥‥。
紋別灯台は曇り。
サロマ湖は小雨。 サロマ湖の開口部には燈台が1基あるのだが、
砂州のの先端は三里浜オートキャンプ場になっていて進入禁止。
はるかかなたに小さくぽつんと見える灯台の訪問は諦めた。
断念した理由は、知床横断道路の交通規制が解除される時間帯が頭にあったから。
「北の潮彩」 の計画段階で一番のネックは、いかにスムーズに知床半島を横断するか。

当初、知床半島を横断するのにはタカをくくっていた。
例年GWまでには除雪が完了して開通している。
今年もそうだろうと信じて疑わなかった、というよりも問題にしていなかった。
ところが、5月14日に下関を発つ私が
知床横断道路の開通を全国ニュースで知ったのは5月10日だった。
今年は雪庇が生じ、雪崩の危険があるため、除雪は機械を使わず人力で行ったという。
開通しても、通行には10時〜15時30分の規制がかけられている。
オット、オット、オットという感じだ。

遅くても12時頃までには宇登呂灯台の訪問を終えて、横断道路に入りたい。
そのためにサロマ湖口灯台訪問を断念したのだ。

斜里を過ぎて知床国道(334号) に入った。
そこで見た表示は、「雪崩の危険があり、通行止め」。
グワァ〜ン。
昨夜の雨が表層雪崩の危険増幅したのだろうが、そりゃないよ。
こうなれば、斜里に戻って根北峠を越え標津の手前から羅臼に入るしかない。
四角形の3辺をたどるのだから2時間の迂回になる。
神威岬で禁を破った報いか! 礼文でぶっ飛ばした罰か!
まぁ、5月下旬に、宇登呂から羅臼に行くのに根北峠を越えるのも話の種か。

ところで、宇登呂での話だが、
宇登呂を訪れる人は、オシンコシンの滝、乙女の涙、知床五湖、遊覧船が目的で、
宇登呂灯台は展望台から眺める風景の一ポイントでしかないようだ。
私は宇登呂灯台が全てで、他は刺身のツマでしかない。
その灯台が立ち入り禁止になっている。
神威岬で禁を犯した私だから、
立ち入り禁止の立て札を無視し、道に置かれた木材をまたぐのはいとも簡単だが
知床自然センターのボランティアのお嬢さんから釘を刺されると、とたんに素直になる。
センターの係員に聞くと、海上保安庁の許可があれば通行できる、と言う。

なら、話は簡単だ。 一番近くの網走海上保安署に電話した。
私は灯台ファンだ。 山口から来た。 北海道の灯台を回っている。
目的は初点プレートの撮影だ。
私の隣家は関門海峡海上交通センターの初代所長だ。
若松海保の皆さんとは白州灯台の清掃に同行している etc. etc.
ありとあらゆることを挙げ、灯台への想いを熱っぽく語った。
電話で応対した署員は
「それでは、あなたは灯台めぐりでは有名な方なのですね」
これには笑った。
灯台めぐりでは、まだ駆け出しだ。
でも、今の雰囲気を自ら壊す事もないから 「それほどでもありませんが」

結論は、
私の意向は紋別海上保安部の担当者に伝える。
その担当者から私のケータイ宛に返事をさせる。
程なくして、紋別海保から 「承知」 の電話が入った。
神威岬の有刺鉄線を越えたときとは違って、堂々と胸を張って横たわる木材をまたいだ。

宇登呂灯台 一応、展望台近くからも撮ってみた
宇登呂灯台



















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