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2007/09/09 (Sun) 風の旅 萩相島灯台



萩市の沖合い40kmに浮かぶ 見島(みしま) は国境の島だ。
島の中央には自衛隊のレーダー基地が鎮座する。
島の南・本村(ほんむら) と、島の東・宇津(うつ) からレーダー基地まで
立派な道路が続く。 使用頻度からは、もったいないほどの立派な道路だ。
見島は国防の最前線ともいえるから、見島の灯台もその一翼をになうのかも知れないが、
こちらは朝鮮半島から密航を企てる者の格好の道しるべとして重宝がられているのかも。

見島には (防波堤灯台以外で) 2つの灯台がある。
観光スポットは島の北端、長尾の鼻に立つ 「見島北灯台」 だ。
通称も愛称も 「北灯台」。 「北」 は日本人好みなのだろう。
真北に伸びた長尾の鼻は、周囲300度以上が海だから、朝日が拝めて夕陽が望める。
日の出と日没が同じ場所で望める箇所はそんなに多くないらしい。
次回は経験してみたいものだ。

宇津の集落から灯台の傍まで車道が通じている。 島に数台のレンタカーは使えない。
車道脇の藪で車体に傷がつくから、と言って貸してくれない。
車で往復するための解決方法は、旅館に泊まって、旅館の軽トラを借りる事。
私が泊まった 宇津地区の弁天荘は、乗り放題 1000円 だった。 これには重宝した。
分岐点には 「北灯台→」 の表示がある。
北灯台は情緒のある灯台だ。 どの角度から撮っても横に長く水平線が写る。
初点はS48と遅いが、存在感のある灯台だ。

島の南、本村の要害山 (海抜80mくらい、かつての砦跡) には見島灯台が立つ。
島の人は 「古い灯台」 と呼ぶ。 S9年の初点だ。
40年近く前になるが、
「見島の気候と漁業」 を卒論テーマにした私が、データを転記に行った灯台だ。
記憶では立派な灯台だったが、現在の2代目は、どこにでもある沿岸小型の灯台だ。
しかし、この灯台を馬鹿にしてはいけない。
立派な正門、広い敷地を備えている。
敷地には廃屋となった官舎跡と、見島特別業務局(稼動中) がある。
この見島灯台と、対馬の三島灯台、壱岐の若宮灯台からの気象・海象データが
冬場に荒れ狂う玄界灘の海況を判断する基礎データとなっているのだ。
余談だが、私の隣にお住まいの海保の大物OB ・ K氏は、
見島灯台を 「ケンシマ・トウダイ」 と呼ぶ。 対馬の三島灯台と区別するためだ。
7管では、皆さんそうなのかもしれない。

港から要害山に取り付くまでの民家の道は狭く曲がって、車幅いっぱいいっぱい、だ。
登山路に差し掛かると道は更に狭まる。 教習所のS字カーブの連続だ。
運転に自信がない方は、車を諦める勇気が必要だ。 歩いても、標高差80mだ。
見島に、JAF はいないから、念のため。


















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