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2007/09/09 (Sun) 風の旅 萩相島灯台



江埼灯台下の駐車場は、さして広くないスペースに夜釣りのワゴン車が出入りし、
二度三度と眠りを妨げられた。 仮眠用の駐車場ではないから文句は言えないが。

灯台に至る階段はまっすぐに伸びていて、これなら夜間でも昇れたかも、と思われたが、
左右の草木が伸びていて、夜目には不気味で、か弱い男一人ではためらってしまう。
怖さを伴わない朝はスイスイと昇れる。 (正直、40mはチトきついが)
六連島で、部埼で、鍋島で見慣れた H・ブラントンの特徴ある灯台が現れた。
低めの灯塔を半円の付属棟が取り巻くという、おなじみの構造だ。
昨夜、明石海峡から望見した赤白互光の灯台の灯は、朝の6時前はシッカリ回転している。
鍋島で見た不動赤緑互光は強烈だったが、江埼の不動赤白互光もまんざらではない。
灯塔の前方に非常灯が設置されたのはいつからだろうか。 阪神淡路の震災後、か。

淡路島を縦断するに際して、紀伊半島に最も近い友ヶ島水道に立ち寄った。
曇って霞んで見えないが、近い将来、紀州路を南下する灯台めぐりもあろう。

門埼灯台を訪問したら、隣接する 道の駅 が物置代わりに使っているのにガッカリした。
大鳴門橋で車を停めて鳴門飛島灯台を撮影する禁止行為をし、再度、四国に渡った。
阿波の国で最初に訪ねたのは 孫埼灯台。 門埼に対して、こちら側はきれいだ。
小松島(徳島) 海上保安部を表敬訪問し、情報を得て小松島灯台へ登った。
灯台がある山は ミニ八十八ヵ所の遍路コースになっており、
登るにつれ、二番、三番とお地蔵様が鎮座まします。
灯台までの高度差は80m。 灯台脇のお地蔵様が十五番だ。
九十九折の坂道を、お地蔵様に合う度に合掌をして (私の場合は) 呼吸を整える。

四国の最東端 ・ 蒲生田岬は大いに期待していた灯台だ。
しかし、道が悪い。 表示はあるが、肝心な地点に表示がない。
1:十万 の道路地図で、道路が示されていないのだからむべなるかな。
最後は40mの階段を直登、だ。 灯器は貧弱だが味のある灯台だ。
沖合いの伊島がよく見えた。 最高点に伊島灯台がはっきりと見える。 いつか。
蒲生田岬灯台の風は強かった。 灯台のベンチで広げた弁当が飛ばされそうだった。
6時前に起きて動き出し、14時、蒲生田岬で食べる弁当が最初の食事だ。
肥満体のありがたさで、体内には蓄えがあるから半日食べなくても支障はないが。

室戸岬灯台には6時までには到着したい。
が、それまでに訪問予定の灯台は3基残っている!
阿瀬比ノ鼻灯台、阿波竹ヶ島灯台、甲浦灯台の3基だ。

阿瀬比ノ鼻灯台は、hide さんが往路30分でたどり着いている。
hide さん並みに歩いて往復1時間かぁ。 行って行けなくはないが少々きつい。
900000カンデラで30海里まで届く大型灯台は魅力だが、割愛する。
阿波竹ヶ島に着いたら4時を回っていた。
「この時間から、よそ者にはとても無理だ。 マムシも多いし」 と土地の人。
西日本で唯一、赤帯を巻いた灯台を訪問したかったが、これも割愛。
フェリーが廃止されて、うら寂しい感じの甲浦漁港に到着。
3基連続の割愛は沽券に関わるから、ここは訪問。
関脇クラスを割愛して、前頭3枚目に取り掛かるようなものだ。 情けない。
阿瀬比ノ鼻灯台、阿波竹ヶ島灯台。 2基を割愛した事を後悔するだろう。

甲浦を後にしてからは、ひたすら室戸岬を目指して飛ばした。
灯台への坂道にさしかかるまで、夕陽は土佐湾に沈まず待っていてくれた。
夕陽の写真を2枚撮るのももどかしげに、勝手を知った灯台への坂道を駆け上った。
一昨年の12月、私に灯台の魅力を叩き込んでくれた室戸岬灯台との再会だ!
柵と扉の隙間は20cm。 腹と尻が邪魔になる。 わが身の体型を呪う。
無理をしてすり抜ける。 先ずは明るいうちに初点プレートだ。
薄暮の状態は覚悟の上で、後顧の憂いがないよう撮れるだけ撮った。
一応撮り終えたのが5時50分。 点灯時刻を知らないが、待つことにする。
6時8分。 何の前触れもなく、突然、灯器に灯りが点った。 ボッ、という感じ。
同時に巨大レンズが回り始めた。
2枚が背中合わせのレンズは、1枚が海を照らせば、1枚は私を照らす。
10秒に1回、室戸岬灯台は沖を行く船と陸にいる私を照らす。 なんという至福。


















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