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2007/09/09 (Sun) 風の旅 萩相島灯台



昨夜の宿泊場所候補地として、大月と宿毛の 道の駅 を考えたが、
大月の 道の駅 は夜間閉鎖されていたため、宿毛まで走ることを決めた。
その時点で、大月から左折、西に向かって柏島灯台を訪問することを諦めた。

ふるさとの長門川尻岬灯台が立つ川尻岬は 「本州最西北端」 を謳っている。
本州に最西北端を名乗れる場所はゴマンとあるから笑っちゃうけど、
まァ、それを名乗って相応しい場所、というのは当然あるだろう。 川尻岬は合格だ。
その意味合いから、高茂岬は 「四国の最西南端」 と呼ぶに相応しい。
足摺岬(最南端) と佐田岬(最西端) のほぼ中央に位置しているのだから。
四国の灯台めぐりを続けてきて、北海道がいかに楽であったかを痛感する。
四国の幹線道路から高茂岬への道もまた、カーブの連続で遠い。
「いい加減には、もうそろそろ」 と思う頃、岬の先端に白く米粒ほどに見え始める。
が、そこからがまた、遠い。
駐車場にはトイレがあり、その先にキャンプ場、その先の木立の中に高茂埼灯台。
着いたときには既に陽は昇っていたが、未だ点灯していた。
無駄な事だが、灯台ファンには嬉しい。

高茂岬の駐車場には既に車が一台。 折りたたみの椅子とテーブル。 大きい双眼鏡も。
車には 「愛媛県自然保護協会」 のステッカーが貼ってある。
豊後水道を越えて九州に渡り、台湾やフィリッピンで越冬する鳥の調査だという。
調査している鳥は サシバ(鷹の一種) だ。
教えられて空を見たら、近眼の私が見えるか見えないかの大きさで
3羽、3羽、2羽、2羽、3羽と並んで飛んでいく。 羽ばたきはしない。 滑空だ。
100羽単位で渡ることもあり、私が居合わせたときが、その日の朝の最大グループだった。
天空ではサシバが大旅行をしているが、下界ではトンボが飛んでいた。
「北海道から飛んできて、九州のもっと南に飛んでいく ウスバキトンボ だ」 と教わる。
敬愛する先輩・フジパパさんが mixi の日記(7/17) に書いておられたのを思い出す。
九州に上陸し、産卵と羽化を繰り返して北海道に達した ウスバキトンボ が、
今また産卵と羽化を繰り返して九州に渡ろうとしている。
「今はトンボだけど、間もなく アサギマダラ(蝶)が渡り始めるよ」 と、また教わる。
なんと壮大な大旅行!
5日間車を運転しただけでて疲れた私など足元にも及ばない。
人間は尊大ぶっているけど、トンボや蝶の真似さえもできないじゃないか。

自然界の驚異が偉大すぎて(?)、
大崎鼻灯台、室家鼻灯台、襖鼻灯台、見舞埼灯台への訪問は、少しトーンが下がった、
かも知れない。

佐田岬到着は14時過ぎ。 午後の陽は灯台の真後ろにある。 完全な逆光だ。
岬の駐車場 (崖の崩壊で使用禁止) から1.8kmの遊歩道が続くが苦にならない。今回の灯台めぐりの最後の1基だから気合が入っているのか?
運動不足だった私の脚が、歩くことに慣れたのか?
逆光のアングルを避けてカメラを構えれば、狭い敷地で18mの灯塔は高すぎる。
国道九四フェリーから眺めるから、まァ、いいか。

15時50分、三崎港着。 出港は16時40分。
土産を買い、食堂に入った。 今日初めての食事だ。 あとは帰るだけ。
「五国 灯台歴訪」 の一応の中締めだ。


















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